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臨床宗教師・ビハーラ有料

病室に寄り添う宗教者――「臨床宗教師」が拓くスピリチュアルケアの現在地

布教をせず、ただ苦しみに寄り添う「臨床宗教師」。東日本大震災を機に誕生したこの専門職は、医療・福祉の現場で存在感を増している。その成り立ちと養成の仕組み、超高齢社会における宗教者の新たな役割を追う。

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病室に寄り添う宗教者――「臨床宗教師」が拓くスピリチュアルケアの現在地

布教しない宗教者――臨床宗教師とは

病院の緩和ケア病棟や高齢者施設で、患者や入居者の傍らに静かに座り、その言葉に耳を傾ける宗教者がいる。「臨床宗教師」である。僧侶や神職、牧師といった宗教者でありながら、現場では布教や伝道を一切行わない。特定の教義を説くのではなく、死の不安や人生への問いといった、医療だけでは応えきれない「スピリチュアルペイン(魂の痛み)」に寄り添うことを使命とする専門職だ。