「信は荘厳より生ず」 小峰一允師の追憶集刊行 元智山派管長
真言宗智山派元管長で2024年6月に遷化した小峰一允(いちいん)師の遺徳をしのぶ追憶集『令法久住』が、自坊の三寳寺(小峰一成住職、東京都練馬区)から刊行された。実弟の小峰彌彦・観蔵院長老を委員長とする編集委員会が、ゆかりの深い高僧や知友らへの聞き取りを重ね、豊富な写真と共に構成。宗団の近代化に尽くし、日々の作務を尊んだ不屈の宗教者の足跡を活写した。
春尾 悦子•
聖地の風景を自坊へ
追憶集には、吉田宏晢管長や布施浄慧前管長、藤田隆乗大本山川崎大師平間寺(川崎市川崎区)貫首ら高僧が寄稿した。
吉田管長は、三寳寺境内にそびえる根本大塔や高さ約10メートルの平和観音像の建立に言及。後に管長となった宮坂宥勝師を団長として共に訪れた南インドの聖地アマラヴァティでの「大いなる感銘」が、小峰師を大塔建立へと向かわせたのではないか―と述懐した。
