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「ネルソンさん」が求めた仏教の救い㊥ 暴力と悲しみを超えたいと願った日本で眠る【動画有】

 米海兵隊員としてベトナム戦争に従軍したアレン・ネルソンさんのお墓は、石川県加賀市の浄土真宗光闡坊(こうせんぼう)にある。このことは塚本晋也監督の映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』でも紹介されており、作品を見た人がお寺を訪れることも多い。光闡坊住持で真宗大谷派僧侶の佐野明弘さん(68)に、普段は立ち入れない墓所を特別に案内していただくとともに、ネルソンさんに伝えた仏教の教えについて尋ねた。(上中下3回に分けて掲載しています)

小野木 康雄•
アレン・ネルソンさんとの思い出について語る光闡坊住持で真宗大谷派僧侶の佐野明弘さん
アレン・ネルソンさんとの思い出について語る光闡坊住持で真宗大谷派僧侶の佐野明弘さん


本尊の床下に眠る

 《ネルソンさんの遺骨は、本尊阿弥陀如来の真下に当たる床下に埋葬されている。墓石には「釋阿蓮 Allen Nelson 1947~2009」と刻まれ、法輪があしらわれている。メッセージが後世に伝わるようにとの願いを込めたのだという》

――光闡坊に納骨した経緯を教えていただけますか。
 「アレンさんの遺志だからと、奥さんがお持ちになりました。アレンさんは生前、須弥壇(しゅみだん)の裏に座って1人で外を見ていることが何回かあったので、好きな所にいるのがいいだろうと、最初は須弥壇の下の収骨スペースに安置していました」

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