〝推し活〟と宗教は似ている? キリスト教会正教師・「おしゃべり賛美家」菅原早樹さん【ニュース熱視線②】
9月19日に人気絶頂の男性アイドルグループ「timelesz(タイムレス)」の猪俣周杜メンバー(25)が傷害容疑で逮捕されたというニュース。彼のことが〝推し〟の人たちにとっては耳を疑うような悲しい出来事だっただろう。そこに追い打ちをかけて人気グループ「WEST.」の解散。ファンの悲痛な叫びが聞こえてきそうだ。ファンクラブや親衛隊、追っかけにオタク、そして推し活と、時代や言葉が変わってもファンの〝熱気〟は決して変わってはいない。自身も、とあるアイドルの推し活まっただ中という、キリスト教会正教師で「おしゃべり賛美家」の菅原早樹さんに登場してもらい、推し活が人の心を救う背景について〝おしゃべり〟してもらった。「宗教よりも推し活のほうが、圧倒的に人の救いにつながっているのかも」。

今回のお題「推し活」
菅原早樹

人の歴史にはいつの時代も〝推し〟の文化があります。音楽に相撲、歌舞伎に歴史、コミックにアイドル、そしてゆるキャラや〝ぬい活〟にいたるまで、さまざまな分野で推しが存在しています。
広く解釈すれば、宗教も推しの一つ。では、推しと宗教の違いはどこにあるのでしょうか。
宗教は〝不変〟で推しは〝変化〟するもの
「イエス・キリストは、昨日も今日も、また永遠に変わることのない方です」
これは新約聖書「ヘブライ人への手紙」の中にある言葉です。宗教と推しの違いは、不変であるか、そうでないかでしょう。宗教において信仰や信心の対象である神や仏はこれからも決して変わることはない。ただ、推しには常に変化が付いて回ります。
では、その変化とはいったい何なのでしょう。
人気グループ「WEST.」は9月30日をもって約12年半のグループ活動を終了し解散することが電撃発表されました。7人中、4人がすでに既婚者であり、そのうち1人には子どもがいたということも分かりました。さらにメンバーの脱退などもあり、ファンの中には裏切られたという感情があふれている人も多いようです。
これも推し活の対象が変化していく例の一つでしょう。芸能人に限らずスポーツ選手の引退なども同様です。
推し活には布教活動のヒントが
推し活は布教活動に似ている部分もあります。
それはどのような部分なのでしょうか?
