【人気記事】肉食と妻帯は、日本のお坊さんになぜ許されるのか
仏教において、お坊さんになるには出家が必要です。出家したお坊さんには、厳しいルールがあるイメージをお持ちの方もいるかもしれません。飲酒や肉食、結婚も許されない…。ところが、そんな厳しい生活を送っているお坊さんは、日本にはほとんどいないのです。今回は、お坊さんの戒律について見ていきましょう。※2023年9月13日「福祉仏教 for believe」公開記事です。
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元々仏教にはさまざまな戒律がありました。出家した修行者が守らなければならない具足戒では、男性は250、女性はなんと348もの戒があり、それを守って生活するようにと教えられていました。
在家信者も守るべきだとされていた五戒という最も基本的な戒律の中に、不飲酒戒(ふおんじゅかい)があります。文字通り、お酒を飲んではならないという戒です。昔は、仏教を信仰する者にとっても飲酒は厳禁だったのです。

次に肉食です。今でも精進料理をいただけるお寺が残っているように、肉を食べることはタブーとされてきました。由来は、先ほどの五戒の中で、生き物を殺してはならないという不殺生戒があるためです。こうした理由で、お坊さんは動物の肉を食べられませんでした。
最後に、妻帯です。修行をする上では自分の欲望すなわち煩悩を、一切捨てなければなりません。特に性欲は、食欲や睡眠欲と並ぶ三大欲求でもあるように、とても強いものです。
