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文化・芸術有料

男色描いた幻の春画初公開  18歳未満は入場不可 福田美術館「愛のカタチ」展 

 京都市右京区の福田美術館(川畑光佐(みさ)館長)は2027年1月17日まで、春画をテーマにした展覧会「愛のカタチー幻の春画《稚児草紙》公開」を開催している。稚児と僧侶らの男色を描いた幻の作品「稚児草紙」を初公開。同美術館の担当者は「性を描いた作品としてだけでなく、作品に込められた物語や時代背景、愛という形のないものを、絵師たちがどう描いたのかを見て、体感してほしい」と話している。

坂本 由理•

 春画は長らく「秘められた美術」として扱われてきたが、近年その芸術性や文化的価値が見直されており、世界的な注目を集めている。

 展示の目玉となる稚児草紙は14世紀初頭、鎌倉時代に製作された春画で、真言宗醍醐派総本山醍醐寺(同市伏見区)が保管してきた。

 日本美術史上極めて重要なこの作品は日本最古の男色絵巻とされ、仁和寺の高僧らと稚児にまつわる全5段の物語が描かれている。三島由紀夫が小説「禁色」に登場させるなど、一部の文化人によりその存在を知られていたが、一般の目に触れることはなかった。

 このほか最古の春画といわれる野宮神社(同市右京区)ゆかりの物語を描いた「小柴垣草紙」(江戸時代、写本)をはじめ、葛飾北斎、月岡雪鼎(せってい)ら著名な絵師が手がけた作品も展示している。

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