コラム
コラムに関するニュース一覧
111件の記事
傾聴―いのちの叫び―有料
〈11〉一生犯罪者として…
傷付けてしまった相手もあり、迷惑を掛けてしまった相手もあり、そのことを深く胸に刻んでこれからの人生を律していかなければならない。お話をさせていただいていると、皆さんそれを骨身に染みて分かっていらっしゃることが伝わっ…

傾聴―いのちの叫び―有料
〈10〉情報に左右されない
常々、「世の中に迷惑を掛けるから長生きはしたくない」と言っている母ですが、新型云々(うんぬん)にかかってあの世に行くのは嫌なのだそうです。「せっかく再開したのに、また行けなくなっちゃったわ」と、体操だ、お茶だ、琴…

傾聴―いのちの叫び―有料
〈9〉看護教育の落とし穴
一つは、「信頼関係があるから、心の内を話してくれる」ということ。看護学の教科書にも心理学の教科書にも、まずは信頼関係をつくることが大事であると、そして、信頼関係をつくるにはある程度の時間を要すると書かれています。こ…

傾聴―いのちの叫び―有料
〈8〉心がよどんでいないか
「でも、もっとびっくりしたのは…」と彼女が続けます。「人身事故で止まるという車内アナウンスを聞いた日本人が、舌打ちをして、すぐ携帯をいじり始めること」だと。 バケツの水を頭から浴びせられたような気分でした。「遅延あ…

傾聴―いのちの叫び―有料
〈7〉私も声が聞きたい
80代半ばのその方は、末期の肺がんです。ベッドに横になり、酸素を吸入していらっしゃるにもかかわらず、あえぐように話し始めました。 「毎晩寝るときに拝んでいるんだ。このまま、もう目が覚めないようにって。天国なり地獄な…

傾聴―いのちの叫び―有料
〈6〉追い出された僧侶
理事の皆さまは慢性期疾患のある患者と向き合っておられる医師です。普段はあまりスピリチュアルケアを意識されることは少ないでしょうが、皆さま熱心に耳を傾けてくださり、やはりスピリチュアルケアは必要だと、口々におっしゃってく…

傾聴―いのちの叫び―有料
〈5〉小さな箱が開くとき
でも、あるきっかけがあると、その箱のふたが開くのです。 きっかけは、三つあります。 一つ目は、自分が命の限りを見なければならない事態になったとき。私たちは、誰に保証されたわけでもないのに、明日もあさっ…

傾聴―いのちの叫び―有料
〈4〉市民権を得ない言葉
この言葉が医療・看護の分野に入ってきたのは今から二十数年前のことで、世界保健機関(WHO)が示している「健康の定義」に関連しています。WHOは、人間が健康であるということを「肉体的、精神的および社会的に完全に良好な状態…

傾聴―いのちの叫び―有料
〈3〉ケアの道を探究する
スピリチュアルケアが成るためには、三つの力が必要です。 一つ目は、相談者の方が持つ「相手の力」。二つ目は、その場が持つ「場の力」。そして最後が「自分の力」です。この三つの中で、制御できるのは「自分の力」だけです。つま…

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〈2〉やり遂げた経営者
60代後半のAさんは末期の肺がんで、余命3カ月の宣告を受け緩和ケア病棟に入院してこられました。会社の経営者としてまだまだ現役だったこともあり、病棟のスタッフや仕組みに対して、厳しい提言を躊躇(ちゅうちょ)することなくぶ…

傾聴―いのちの叫び―有料
〈1〉苦を飲み込む水
看護師と僧侶。片や命を続ける役目、片や命を終(しま)う役目。どうやって使い分けているのかと、よくお尋ねいただきます。たしかに、この二つの役目は、両極にあるように見えるかもしれません。でも、生も死もどちらも真ん中からそれ…

