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「やまゆり園事件」10年 優生思想と決別誓う きょうされん・藤井氏講演

 障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で起きた相模原障害者施設殺傷事件=用語解説=から10年となった7月26日、龍谷大学深草キャンパス(京都市伏見区)でシンポジウム「何が問題か? あなたはどうする?」が開かれた。障害者事業所の全国組織「きょうされん」(東京都中野区)専務理事の藤井克徳さんが基調講演。参加者140人が事件の教訓や人権について考え、優生思想との決別を誓い合った。

会場には140人が詰めかけ、登壇者らの話に聞き入った
会場には140人が詰めかけ、登壇者らの話に聞き入った


 「相模原殺傷事件を考える実行委員会」(細田一憲代表)の主催。藤井さんはNPO法人日本障害者協議会(同新宿区)の代表も務めている。障害者の権利擁護に詳しく、事件後には、植松聖死刑囚と拘置所での面会や手紙のやりとりを重ねてきた。

 基調講演は犠牲者を悼む黙禱(もくとう)の後に行われた。藤井さんは「風化とは社会的忘却である」と強調。2016(平成28)年の神奈川県報告書や厚生労働省報告書、死刑を言い渡した20年の横浜地裁判決は、いずれも事件の原因や動機、背景に踏み込んでおらず「検証からほど遠い内容だ」と指摘した。


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