當麻寺 吽形像が帰還 修理完了 4年ぶり2体そろう
浄土宗と高野山真言宗の並立寺院、當麻寺(奈良県葛城市)仁王門に安置されていた「木造金剛力士像(仁王像)」(同市指定文化財)のうち吽形(うんぎょう)像が初の解体修理から戻り、6月27日に開眼法要が営まれた。
坂本 由理•
解体修理が行われたのは阿形(あぎょう)像と吽形像の2体で、仁王門にそろうのは4年ぶり。いずれも高さ約3.4メートルで、ヒノキ材の寄木造で江戸時代に制作された。阿形像の口からニホンミツバチが出入りし、像内に巣を作っていたという。
住民からは「ミツバチの仁王さん」として親しまれていたが、目に穴を明けたり、近隣の小学校の下校時刻に群れで飛び交ったりしていたため、なら歴史芸術文化村(同県天理市)が2022年からまず阿形像を解体修理。ミツバチが出入りできないよう口をふさぎ、巣を駆除ではなく「除去」した。阿形像の頭部は除去前の約45キロから約15キロまで軽くなったという。
