仏教の真髄を再確認 全浄青が福井で全国大会
全国浄土宗青年会は1日、コートヤード・バイ・マリオット福井(福井市)で第22回全国大会を開催した。テーマは「練磨薫習―ブラッシュアップ仏教―」。全国から集まった会員が、守り受け継ぐべき仏教の真髄を再確認するとともに、これからの時代にふさわしい歩みを考えた。
大橋 学修(編集アカウント)•

大会では三つの講義を行い、このうち花園大学特別教授の佐々木閑さんは「仏教が向かうべき未来」と題して登壇した。
佐々木さんは「全ての生き物は皆平等に不幸である」と考えるのが釈迦(しゃか)の平等感であり、仏教は人生が苦しみの土台の上に成り立っていると実感した人のためにあると主張。変化することや失うことを「奪われた」と考えず、執着を手放し、変わっていく自分を受け入れることで苦しみから解放されると解説した。
これを踏まえて、人工知能(AI)時代における仏教の在り方について語った。人類史上初めてAIという人間より高い知性と出会ったことにより、人間にはさまざまな変化が起き、これからも起きると予言。それまで価値のあったものや職業がなくなり、芸術的な創作活動や数学の理論など、人間だからできると思われていたものがAIに奪われ、アイデンティティーの喪失という時代の苦しみを受けていると語った。そのように自我がなくなったときに、どう安楽に生きていくかを考えたのが仏教であると強調した。
