B型事業所「イロハニトイロ」 螺鈿細工で輝く個性 困難乗り越え作家目指す
精神障害のある人たちが伝統工芸の螺鈿(らでん)細工に取り組む就労継続支援B型事業所=用語解説=が、大津市にある。「イロハニトイロ」。日展作家の薫陶を受けた利用者たちが唯一無二の作品を生み出し、高値で取引されている。作家としての独立を視野に入れた飽くなき向上心と、たとえ「だめな自分」でもありのままに認めてもらえる安心感が、各自の個性を輝かせている。
〈主筆〉小野木 康雄•
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螺鈿は貝殻の輝く部分を薄く削り取り、さまざまな形に切って漆地などにはめ込んだり貼り付けたりする技法。奈良時代に唐から伝来したとされ、正倉院宝物の「螺鈿紫檀五絃琵琶(したんのごげんびわ)」などで知られる。仏壇や仏具にも用いられる。
イロハニトイロでは、精神障害のある利用者8人が1日4時間、螺鈿を使った装飾品や小物の制作に取り組んでいる。
