第二の人生は、焼き団子と母の終活 大森正善さん
新型コロナウイルスの感染が拡大する前、タケ子さんは女性専用ジムへ通うことを楽しみにしていたが、一昨年から通えなくなり、自宅にいる時間が増えた。その頃から調味料の置き場所を忘れたり、食器を元の場所へ戻せなくなったりするな…

新型コロナウイルスの感染が拡大する前、タケ子さんは女性専用ジムへ通うことを楽しみにしていたが、一昨年から通えなくなり、自宅にいる時間が増えた。その頃から調味料の置き場所を忘れたり、食器を元の場所へ戻せなくなったりするなど、普段と違う行動をとることが増えてきた。
介護認定を受けたが、現在はデイサービスなどの利用はせず、日中は独居で過ごしている。
小学校の先生としての経験が豊富な大森さんは、タケ子さんにきちんと役割を与え、困ったときには手助けをするようにしている。過去には、タケ子さんが家の中で保険証をなくしたと騒いで探し回ったことにいら立ったこともあったが、「怒ったところで改善するわけでもない」と、今は保管場所を常にチェックしている。
現時点では、トイレや着替えなどに問題はない。家事は掃除、洗濯、食器洗いがタケ子さんの担当になっている。食事は大森さんが作る日が多いが、天ぷらやけんちん汁など昔から作り慣れているメニューは、忘れない限りタケ子さんが料理している。家事の動作の一つ一つが、良い脳トレやリハビリにつながっているという。




