ファッション外来でおしゃれ伝える 橋本久恵さん
病院の中のアトリエデザイナー 日中は売店のレジに立ち、おにぎりを並べ、揚げ物を作る橋本さん。週に1度、白衣に着替え、ミシン1台を用意し、ファッション外来のアトリエデザイナーとして店頭に立っている。 「パリのアトリエで…
病院の中のアトリエデザイナー
日中は売店のレジに立ち、おにぎりを並べ、揚げ物を作る橋本さん。週に1度、白衣に着替え、ミシン1台を用意し、ファッション外来のアトリエデザイナーとして店頭に立っている。
「パリのアトリエでは、仕立て職人も白衣を着るのが普通。決して珍しいことではないのですが、病院なのでお医者さんと勘違いされることもありますね」と笑顔で語る。

毎週水曜の午前中、患者とその家族が橋本さんを頼ってやってくる。「裾を直したい」「病気になる前のように好きな服を着たい」と、悩みを伝えに足を運ぶ。
ここでは、扱う服は単なるおしゃれではない。体の状態に合い、介助がしやすく、何より「自分らしさ」を備えていることが求められる。
店内にはいくつか衣服のサンプルが並び、橋本さんは丁寧に要望を聞き取りながら、「こういう形はいかがですか」と、分かりやすくアイデアを提案する。



