福岡事件の無実訴え 死刑執行50年の命日に講演
自白だけの有罪に警鐘 古川さんは単立寺院、生命山シュバイツァー寺(熊本県玉名市)の代表で、同寺を設立した真言宗僧侶、古川泰龍師の長男。西さんの無実を信じ、裁判のやり直しを求める再審請求運動に奔走した泰龍師の遺志を継いで…
自白だけの有罪に警鐘
古川さんは単立寺院、生命山シュバイツァー寺(熊本県玉名市)の代表で、同寺を設立した真言宗僧侶、古川泰龍師の長男。西さんの無実を信じ、裁判のやり直しを求める再審請求運動に奔走した泰龍師の遺志を継いで、国内外で冤罪撲滅を訴えている。

講演で古川さんは、警察の見立てである「強盗殺人」について、西さんは事件の計画も現場も知らず一貫して無罪を主張していたと指摘。当時は戦後の混乱期で拷問による取り調べが行われており、その様子を見せられた「共犯者」が虚偽の自白を搾り取られたことで、有罪が認定されたと説明した。その上で「自白さえあれば有罪とされる状況は、今なお続いている」と警鐘を鳴らした。
