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橋渡しインタビュー有料

【東日本大震災15年】牛180頭を失っても離れない

震災前に家々が建っていた場所が、今は更地になって一面にブタクサが生い茂っている。そうした地域に、相馬牧場はある。 見たこともない悲惨な光景 2011年3月11日。余震が続く中、相馬さんは消防団員の一員と…

 震災前に家々が建っていた場所が、今は更地になって一面にブタクサが生い茂っている。そうした地域に、相馬牧場はある。

画像1アイキャッチ兼用 相馬牧場の相馬秀一さん
相馬牧場の相馬秀一さん

見たこともない悲惨な光景

 2011年3月11日。余震が続く中、相馬さんは消防団員の一員として、人命救助に当たっていた。幹線道路の国道6号線は津波で水没し、海のようになっていた。

  元々は田んぼだった場所に目をやると、湖面からスッと1本の手が上がっているのが見えた。

  数時間前にも同じ道を歩いていたが、その時は見えなかった。急いで駆け寄ると、津波で流されてきた若い女性だった。きれいな状態で一瞬まだ生きているのかと思ったが、まるで自分の存在を見つけてもらえるよう、手を上げたまま亡くなっていた。

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