心が動く音楽療法 精神科医・馬場存さん
プログラムは患者からのリクエスト 1月下旬、南飯能病院(埼玉県飯能市)の精神科病棟に、ピアノの音が流れた。 演奏する曲は全て患者からのリクエスト。いしだあゆみの『ブルー・ライト・ヨコハマ』や中島美嘉の『GLAMORO…
プログラムは患者からのリクエスト
1月下旬、南飯能病院(埼玉県飯能市)の精神科病棟に、ピアノの音が流れた。
演奏する曲は全て患者からのリクエスト。いしだあゆみの『ブルー・ライト・ヨコハマ』や中島美嘉の『GLAMOROUS SKY』など、昭和から平成の名曲で構成された約2時間のプログラムだ。

演奏を聴く高齢者の表情は一見すると乏しいが、つぶさに観察すると心に響いていることが分かる。最前列に座った患者の数人は足を揺らし、小刻みに床を踏んでリズムを取る。後方では人差し指で軽くテーブルをたたく男性が、懐かしいメロディーに笑みを浮かべた。
一方で、フロアを歩き回る人や、知らない曲に対して「うるさい」と声を上げる女性もいる。馬場さんは一度も手を止めずに黙々と14曲を弾き切った。



