再審法「改悪」許さぬ 正念場、鴨志田祐美弁護士
議員立法を阻む法制審 ――再審法改正を巡り、法相の諮問機関である法制審議会が要綱案を答申しました。9カ月という異例の早さでの取りまとめでしたが、どう見ていますか。 「超党派の議員連盟が積み上げてきた質の高い議員立法案を…
議員立法を阻む法制審
――再審法改正を巡り、法相の諮問機関である法制審議会が要綱案を答申しました。9カ月という異例の早さでの取りまとめでしたが、どう見ていますか。
「超党派の議員連盟が積み上げてきた質の高い議員立法案をつぶすための、あまりに不当で拙速な議論でした。通常、法制審は2〜3年かけて慎重に議論するものですが、今回は法制審の部会が昨年11月から月3回という異常なペースで進められました。前回の議事録が出来上がらないうちに次の会議が行われる。議論が積み上がらないのです」
「法務省の思惑は明らかでした。幅広い証拠開示のルール化や検察官の不服申し立て(抗告)禁止を盛り込んだ議員立法案が成立する前に、自分たちがコントロールできる内容で『閣法』を出し、先手を打とうとしたのです」
《閣法とは、内閣が国会に提出する法案のこと。これに対し、国会議員が作成・提出するものを議員立法と呼ぶ。再審法改正を巡っては、この二つが並行する「ダブルトラック」が続いた末、先の衆院解散により議員立法が廃案となった》
――法制審部会には鴨志田弁護士も委員として参加し、法務省の姿勢を批判してきました。



