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橋渡しインタビュー有料

就職よりも心の教育を 山下望さん㊤

山下さんは、1957(昭和32)年に青梅市で生まれた。小学校に入学すると、埼玉県の障害児福祉施設で職場結婚していた両親が独立し、青梅学園を設立。3年生になった頃には、両親とも学園に住み込みで働くようになり、自宅に帰って…

かすみの里施設長・山下望さん
かすみの里施設長・山下望さん

 山下さんは、1957(昭和32)年に青梅市で生まれた。小学校に入学すると、埼玉県の障害児福祉施設で職場結婚していた両親が独立し、青梅学園を設立。3年生になった頃には、両親とも学園に住み込みで働くようになり、自宅に帰ってこなくなった。

 親代わりとなった祖父母から、愛情いっぱいに育てられ、父と母の顔が見たいときは学園に会いに行く。少し特殊な幼少期を過ごした。

 当時の青梅学園は成人ではなく、障害児を受け入れていた。山下さんは、朝食を学園の子どもたちと共に食べ、学校に行くこともあった。小学生ながら、障害児は賢いと思っていた。

 「朝ご飯を食べ終わると、僕は近所の小学校へ。施設の子どもたちは、特殊学級のある隣町の小学校へ通っていました。彼らが定期券を持ってバス通学する姿を見て『すごいな』と思っていました」。健常の子どもが一人でバスに乗るよりも、よほど早い年齢から自立しているのではないかと感心していたという。

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