妻の吃音体験を絵本に きだに・わたなべ夫妻
吃音とは、話し言葉が滑らかに出ないことをいう。例えば「あ、あ、ありがとう」と最初の一音から抜け出せず、スムーズな会話が難しい状態がそうだ。そのため当事者は周りの空気や人の表情を気にして話すことを避けがちになる。「ゆっく…
吃音とは、話し言葉が滑らかに出ないことをいう。例えば「あ、あ、ありがとう」と最初の一音から抜け出せず、スムーズな会話が難しい状態がそうだ。そのため当事者は周りの空気や人の表情を気にして話すことを避けがちになる。「ゆっくり話して」と言われると、ますます焦って混乱してしまうことがある。
きだにさんは石川県出身。金沢美術工芸大学を卒業後、埼玉県で高校美術教諭になった。勤務後に通っていた絵本教室でわたなべさんに出会い、会話をする中で吃音だと知った。
結婚後、きだにさんはわたなべさんの了承を得て、小学校からの吃音体験を絵本に描いた。

物語は、主人公の女の子が吃音のため友達ができず、学校で独りぼっちでいるところから始まる。休み時間に絵を描くことだけが癒やしだったが、ある日「お絵かき上手だね〜」と話しかけてくれる友達が登場する。



