夢を追い、介護と看護の道を行く 市川美和さん
小児科の看護師になるのが夢だった。高校在学中は熱心に勉強していたが、進路を決める際、先生から視力を理由に「看護師にはなれない」と言われ、自暴自棄になった。それでも「人の役に立つ仕事がしたい」と選んだのが、介護職。特別養…

小児科の看護師になるのが夢だった。高校在学中は熱心に勉強していたが、進路を決める際、先生から視力を理由に「看護師にはなれない」と言われ、自暴自棄になった。それでも「人の役に立つ仕事がしたい」と選んだのが、介護職。特別養護老人ホームで働き始めた。
施設で暮らす高齢者から、教わることはたくさんあった。
あるとき、他の職員から「中庭でお茶を飲み、歌う時間を作らないか」と声を掛けられ、一緒に取り組んだ。普段、室内ばかりで過ごす入居者にとって、施設の中庭に出るだけでも大きな行事。外の風に当たりながら歌うことで、いつも仏頂面の男性や表情がなかった女性が、みんな笑顔になった。レクリエーションの意義を強く感じたという。



