「歌う介護士」が信じる音楽の力 石川祐輝さん(上)
弾き語りで利用者を笑顔に 10歳から作詞・作曲を行っていたという石川さんは、19歳の時に単身渡英。ビートルズゆかりのリバプールで20歳の誕生日を迎えた。帰国後はロックバンドのボーカルとして東京・渋谷のライブハウスに立ち…
弾き語りで利用者を笑顔に
10歳から作詞・作曲を行っていたという石川さんは、19歳の時に単身渡英。ビートルズゆかりのリバプールで20歳の誕生日を迎えた。帰国後はロックバンドのボーカルとして東京・渋谷のライブハウスに立ち、エネルギーに満ちあふれた歌声を披露していた。
音楽活動と掛け持ちできる仕事がないか探していたところ、ふとアルバイトの求人が目に留まった。「レクリエーションワーカー募集」。東京都清瀬市のリハビリ病院だった。
導かれるように入職し、上司とタッグを組んでさまざまなレクリエーションを行った。「ギターを弾けるなら歌ってほしい」と頼まれたことで、シンガーソングライターの本領を発揮。高齢者向けに回想法=用語解説=を用いた弾き語りの歌レクを行った。
明治・大正・昭和の歌謡曲や童謡を、ギターの演奏に乗せて歌い上げ、たくさんの利用者を笑顔にした。音楽活動と介護職の両立は、体力的に厳しいこともあったが、充実した日々だった。



