寺社と連携「共生」提唱 日本在宅ケア学会
初日は学会長の大阪大学大学院医学系研究科の小西かおる教授が「ともいき社会を目指して」と題して講演。自身が専門とする難病ケアを「療養者が自分を受け入れ、生きることを諦めずに最後まで生き抜くこと」と定義した上で、安全性を保…
初日は学会長の大阪大学大学院医学系研究科の小西かおる教授が「ともいき社会を目指して」と題して講演。自身が専門とする難病ケアを「療養者が自分を受け入れ、生きることを諦めずに最後まで生き抜くこと」と定義した上で、安全性を保障しながら多職種が試行錯誤し、その人生に関わっていくと紹介した。
また、難病など困難を抱えた人を支える地域共生社会「ともいき社会」を提唱し、寺社とつながることの重要性を訴えた。
シンポジウム「まちの元気をプロデュースするお寺の可能性」では、大阪大学大学院の稲場圭信教授、浄土宗願生寺(大阪市住吉区)の大河内大博住職、さっとさんが願生寺訪問看護ステーション=用語解説=の吉田厚子氏、浄土宗金剛寺(京都市東山区)の中村徹信住職が登壇。それぞれの取り組みを紹介し、お寺が持つ特徴とポテンシャルを伝えた。

フロアからは「自分の価値観と全く合わない人や死後を信じていない人に、どう向き合っているのか」という質問があり、大河内住職は「自分ができることには限界があるかもしれないが、誰かがこの人につながれるかもしれない。それを諦めないようにしている」と答えた。
