口と足で描く画家たちの未来 松澤雅美さん
慈善から自立へ 口と足で描く芸術家協会は1956年、リヒテンシュタイン公国で両腕のない当事者18人が集まって発足。日本では61年に東京で美術展を開催し、その後、さまざまな環境で制作してきた画家たちが所属するようになっ…
慈善から自立へ
口と足で描く芸術家協会は1956年、リヒテンシュタイン公国で両腕のない当事者18人が集まって発足。日本では61年に東京で美術展を開催し、その後、さまざまな環境で制作してきた画家たちが所属するようになった。生まれつき両腕のない人や事故や病気で両腕を失った人たちが、過酷な運命に遭遇しながらも、絵を通して社会とつながっている。

生涯をかけて絵に向き合う時間をつくり、数多くの作品を制作していく画家たちの姿勢は、真剣そのもの。慈善ではなく自立を目指し、自身の働きによって収入を得て、安定した暮らしをしたいという目標がある。
誰でも希望すれば入れる組織ではない。絵に一定の興味や関心があること、また自立する可能性を見いだせることが条件だ。



