死を見つめて生きる 看護師兼僧侶・東承子さん
東さんは小松病院の前に、「お坊さんのいる病院」として知られる独立型緩和ケア病棟「あそかビハーラ病院」(京都府城陽市)で働いた経験を持つ。両者の一番の違いは、ビハーラ僧=用語解説=の存在だという。 緩和ケア病棟では、患…
東さんは小松病院の前に、「お坊さんのいる病院」として知られる独立型緩和ケア病棟「あそかビハーラ病院」(京都府城陽市)で働いた経験を持つ。両者の一番の違いは、ビハーラ僧=用語解説=の存在だという。
緩和ケア病棟では、患者が「もう死んでしまいたい」「死んだらどうなるのか」とこぼすことがある。多くの看護師はどのように応じればいいか困惑するが、東さんは「答えはいらない。むしろ、答えは求めていない」と説明する。
東さんは信仰を背景に、スピリチュアルな悩みに対する自分なりの答えを持っている。決して押し付けることはなく、「確信を得ているから、患者の言葉で心が揺るがない。だから、患者を『そのままでいい』と受け止められる」。ビハーラ僧も同じ立ち位置で患者に接していると考えている。
