← トップに戻る
浄土真宗本願寺派有料

広島原爆の無縁骨仏を修復 浄土宗住職で仏師の前田昌宏さん「一人の僧侶として向き合った」

 1945(昭和20)年8月6日の原子爆弾投下で約14万人の命が奪われた広島。その焦土から掘り出された無縁の遺骨で造立された阿弥陀如来立像が、浄土真宗本願寺派法縁寺(広島市中区)の仏舎利塔に安置されている。地元でも存在を知る人が少なくなったこの「無縁骨仏(こつぶつ)」を、浄土宗親縁寺(京都市上京区)住職で仏師の前田昌宏さん(53)が修復した。前田さんは「仏師というより一人の僧侶として向き合った」と語る。(坂本由理) ※文化時報2026年8月7日号の掲載記事です。

Super Admin•

4800人分 焦土の遺骨


 無縁骨仏は1958(昭和33)年、爆心地近くにあった法縁寺の前身・本山立本願寺布教会館(西本願寺別院)に保管されていた引き取り手のない遺骨約4800人分をすりつぶして造られた。

 浄土宗大本山くろ谷金戒光明寺(京都市左京区)が所蔵する重要文化財「山越阿弥陀図屛風(びょうぶ)」の阿弥陀如来を模しており、高さ175センチで慈悲の印を結んでいる。

この記事の続きは有料会員限定です

背景や文脈まで、深く読むために。

おすすめ:スタンダード(月1,980円)

すべての記事が読み放題

·他のプランを見る
·