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社説

<社説>最期から逆算して、縁を結べ

 人が命を終えるとき、誰が尊厳を支えるのかをまず考えるべきである。

小野木 康雄•


 総務省が9月29日に公表した2025年国勢調査の結果によると、単身世帯が41.4%と初めて4割を超えた。「夫婦と子ども」世帯は23.3%にとどまり、一人暮らしが「普通」であることが、統計上も明らかになった。

 単身世帯の34.4%は65歳以上で、高齢化が進む。家族が看取(みと)り、葬儀を営み、先祖をまつるという「家」を前提とした弔いは、もはや成立しなくなりつつある。身寄りのない人の中には、家族が遠方に住む人も含まれるが、それでも誰かに弔ってもらう準備は欠かせない。

 社会はそれを「終活」という言葉でひとくくりにして久しい。人生を終える活動という字面が良くないと感じられるためか、さまざまな言葉に言い換える試みもある。

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