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浄土真宗本願寺派有料

和歌山刑務所で20年続く「刑務所ラジオ」 浄覚寺前住職・巖水法乗さんが届ける更生への一歩

 浄土真宗本願寺派浄覚寺(大阪市平野区)の前住職、巖水法乗さんは2006(平成18)年から20年間、和歌山刑務所(和歌山市)で放送される受刑者向けラジオ番組「はまゆう思い出リクエスト」のパーソナリティーを務めている。夕食時に流れる穏やかな語りは受刑者たちの心を温め、更生への一助となっている。

年に1度の本音つづる

 女子刑務所である和歌山刑務所では、薬物事犯や窃盗、殺人など、さまざまな罪を犯した女性たちが生活している。

 「はまゆう思い出リクエスト」は第1・第2火曜日の夕食時に放送される30分番組。事前に放送室で録音したものが流れる。受刑者だけが聴ける刑務所内ラジオで、一般では放送されていない。受刑者が寄せた思い出の曲を中心に構成され、1回の放送でおおむね4曲が流れる。

 リクエスト用紙には、家族との思い出や犯罪に至るまでの経緯など、それぞれの人生が赤裸々につづられている。用紙を書けるのは年にたった1度。普段は口にできない本音を書き記せる大切な場だ。

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