〈98〉誰のための、何のための
再審法改正に向けた活動に10年以上取り組んできた者として、感無量のできごとのはずである。それなのに、今の私には喜びや安堵(あんど)とは程遠い、暗澹(あんたん)たる気持ちしかない。 もともと、再審法改正に先に着手したの…

再審法改正に向けた活動に10年以上取り組んできた者として、感無量のできごとのはずである。それなのに、今の私には喜びや安堵(あんど)とは程遠い、暗澹(あんたん)たる気持ちしかない。
もともと、再審法改正に先に着手したのは、袴田さんの事件を知り「これは人権・人道問題だ」と党派を超えて結束した国会議員たちだった。「えん罪被害者のための再審法改正を早期に実現する議員連盟」を立ち上げ、昨年6月には議員立法による再審法改正案を通常国会に提出し、衆議院で継続審議となった。しかし、秋の臨時国会でも審議入りに至らず、再び継続審議となって年越しを迎えた。

