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かも弁護士のヒューマニズム宣言有料

〈33〉人が人を思う熱量

新海監督は、前2作(『君の名は。』『天気の子』)で、彗星の地球衝突や異常気象という人間の力ではどうすることもできない天変地異や災厄の中で、鮮やかに、そして力強く生きる若者たちを描いてきた。 今回の作品は、前2作では暗…

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 新海監督は、前2作(『君の名は。』『天気の子』)で、彗星の地球衝突や異常気象という人間の力ではどうすることもできない天変地異や災厄の中で、鮮やかに、そして力強く生きる若者たちを描いてきた。

 今回の作品は、前2作では暗喩的な位置付けだった東日本大震災を直接のモチーフとしている。震災で母を失った女子高校生・鈴芽が、大地震を引き起こす「みみず」が出てくる全国各地の廃虚の扉を閉めて災害を止める「閉じ師」の青年・草太と出会う。草太はある事情により、鈴芽が大切にしている椅子に姿を変えられてしまったため、鈴芽は、身動きが制約された草太と共に各地の廃虚で開いた扉の「戸締まり」に奔走する。

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