← トップに戻る
かも弁護士のヒューマニズム宣言有料

〈45〉怒りは「悪」なのか

87歳の巖さんの命あるうちに死刑囚の汚名を雪(すす)ぐことができるか、また90歳になる姉のひで子さんが弟の無罪を見届けることができるのか、甚だ心配である。 再審開始を認めた裁判所は、袴田さんが犯行時に着用し、直後に味…

ヒューマニズム宣言サムネイル

 87歳の巖さんの命あるうちに死刑囚の汚名を雪(すす)ぐことができるか、また90歳になる姉のひで子さんが弟の無罪を見届けることができるのか、甚だ心配である。

 再審開始を認めた裁判所は、袴田さんが犯行時に着用し、直後に味噌タンクに隠したとされた血染めの衣類(5点の衣類)について、1年2カ月も味噌に漬かっていたとすれば血痕の赤みは残らないはずなのに、発見された5点の衣類に赤みが残っていたことから、捜査機関による捏造(ねつぞう)の可能性を指摘した。これに対して検察官は再審公判で、「1年2カ月味噌に漬かっても血痕の赤みは残る」という反証をするのだという。

この記事の続きは有料会員限定です

背景や文脈まで、深く読むために。

おすすめ:スタンダード(月1,980円)

すべての記事が読み放題

·他のプランを見る
·