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かも弁護士のヒューマニズム宣言有料

〈61〉その如月の望月のころ

高校を卒業してから40年以上の歳月を経て再会した4人の同級生たちは、還暦を過ぎ、それぞれ大手商社や金融機関、宇宙開発ベンチャー企業などで重要な地位に就いていた。しかし、そういう社会的地位など全く関係なく、会った瞬間から…

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 高校を卒業してから40年以上の歳月を経て再会した4人の同級生たちは、還暦を過ぎ、それぞれ大手商社や金融機関、宇宙開発ベンチャー企業などで重要な地位に就いていた。しかし、そういう社会的地位など全く関係なく、会った瞬間から16歳のクラスメート時代そのままにしゃべれるのが、同級生の不思議である。

 盃を重ね、話が弾む中で、隣に座っていたMくんが、実はステージ4の肺がんであることをそっと打ち明けた。2年前、ステージ4の大腸がんだった夫を自宅で看取った記憶がよみがえり、一瞬言葉を失った私に、Mくんは「まぁ、今日もこうやって元気に酒飲んでるぐらいだから、大丈夫」とほほ笑んで、他の3人の話の輪の中に戻って行った。

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