〈62〉足利の光と影
最初に向かったのは足利市、名前の通り、足利氏ゆかりの地である。清和源氏の流れをくむ足利氏は、武家社会の台頭に大きな役割を果たした。鎌倉時代は幕府創設に尽力し、室町時代には将軍家となった。 その足利氏2代目の義兼が、邸…

最初に向かったのは足利市、名前の通り、足利氏ゆかりの地である。清和源氏の流れをくむ足利氏は、武家社会の台頭に大きな役割を果たした。鎌倉時代は幕府創設に尽力し、室町時代には将軍家となった。
その足利氏2代目の義兼が、邸内に持仏堂を建てて大日如来をまつったのが鑁阿寺(ばんなじ)である。本堂は国宝に指定されているが、もともとは足利氏の邸宅だったため、「日本100名城」にも選ばれているという珍しい寺だ。境内は満開の桜に彩られ、お堀にはカルガモ、鯉(こい)、亀などの生き物が仲良く共存しており、市民の憩いの場となっている。

