〈65〉恥を知れ!(下)
午前10時から午後4時過ぎまで行われた証人尋問で、Y刑事は終始一貫して、再審無罪判決が認定した「供述弱者である西山さんのY刑事に対する恋愛感情を利用した取り調べで、意のままに自白を獲得した」という事実を全否定した。…

午前10時から午後4時過ぎまで行われた証人尋問で、Y刑事は終始一貫して、再審無罪判決が認定した「供述弱者である西山さんのY刑事に対する恋愛感情を利用した取り調べで、意のままに自白を獲得した」という事実を全否定した。自白を誘導するような取り調べはしていない、飲食物を供与したこともない、西山さんが「供述弱者」であることは全く認識していなかった、西山さんが自分に対して恋愛感情を持っていたとは思えない、被疑者と取調官との間の信頼関係だと思った―と主張したのだ。

