〈72〉過而不改、是謂過矣
しかし、しみじみとした感慨はわずか数時間後に猛烈な怒りに変わった。怒りの原因は、控訴を断念するにあたり、畝本直美検事総長が公表した「談話」である。 談話ではまず、再審公判において検察官が巖さんの有罪…

しかし、しみじみとした感慨はわずか数時間後に猛烈な怒りに変わった。怒りの原因は、控訴を断念するにあたり、畝本直美検事総長が公表した「談話」である。
談話ではまず、再審公判において検察官が巖さんの有罪主張を行ったことについて、「改めて関係証拠を精査した結果、被告人が犯人であることの立証は可能であり、にもかかわらず4名もの尊い命が犠牲となった重大事犯につき、立証活動を行わないことは、検察の責務を放棄することになりかねないとの判断の下、静岡地裁における再審公判では、有罪立証を行うこととしました」と釈明した。

