【熊本地震】妙見宮、境内を亀裂横断
国連教育科学文化機関 (ユネスコ)の無形文化遺産、「八代妙見祭」で知られる八代市の八代神社(妙見宮、小林雄彦宮司)は、400年以上の歴史を持つ楼門(熊本県指定重要文化財)が全壊した。
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他にも、一対の絵馬堂のうちの1棟がつぶれ、残ったもう1棟も壁がゆがみ大きな隙間ができた。市指定有形文化財に指定されている手洗舎の屋根も崩落。また、境内を横断する形で地面に亀裂が走り、70センチほど隆起した。2015(平成27)年に三百十数年ぶりに全面改修工事をした本殿は倒壊を免れた。

地震発生時、小林宮司は社務所にいたが、物が落下したり割れたりする音でスマートフォンから発せられた警報音が聞こえないほどだったという。「今回震源となった日奈久断層帯がお宮の下を走っていると聞いていたので、ついに来たなと思ったが、ここまでひどいとは…。どうやって復旧すればいいのか」と肩を落とした。
八代城内に鎮座する八代宮(竹原正敏宮司)では1933(昭和8)年に改修した拝殿が倒壊し、鳥居、石灯籠、狛犬も被害を受けた。拝殿は横にスライドするような状態で崩れ落ちたという。

竹原正崇禰宜(ねぎ)は倒壊した時の様子を「まるでスローモーションのようで現実感がなかった。境内に参拝者がおらず、人的被害が無かったのが不幸中の幸い」と話した。
