【熊本地震】ボランティア・職員ら続々 つながり感じる応援 真宗大谷派浄照寺
真宗大谷派浄照寺(熊本県宇城市)には5人の支援スタッフが入り、庫裏の台所に散乱している割れた食器を外に運びだし、倒れた食器棚の撤去に力を結集した。
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「前後左右に回るような感じの揺れだった」と振り返るのは鷲尾祐照住職(50)。車の運転中に被災し、戻ってきた時に裏から見た本堂は残っていたが、表から見ると梁(はり)が2本落ちて屋根が傾き、今にも落ちそうな状況だったという。「ご本尊は柱にひっかかっていた」。本堂の補強は急ごしらえで行ったものの、「余震で屋根が落ちるのではないかとひやひやしている」と、流れる汗をぬぐう。
境内には断層の割れ目がくっきりとあり、地震の大きさを物語る。そこには10年前の地震でできた地割れも残っている。「10年前は頑張らなければと思えたが、今回はさすがに気持ちがなえてしまった」と鷲尾住職は肩を落とす。そして「このあたりは〝ナマズのしっぽ〟のように揺れると代々言い伝えられていた」とも。
電気は1週間後に通ったが、断水は続いており、井戸から水が出なくなった。少しずつ片付けてようやく生活できるスペースを確保したが、日常からは程遠い。「教務所からの応援は一般の方よりも安心感があるので助かる。つながりを感じる」と感謝する。

地震発生翌日の7月29日に熊本に入って被災状況を確認したという九州教区駐在教導の甲斐恭平さん(37)は、支援継続の重要性を肌で感じながら「まだ行けないところもあり長丁場になる。寄り添いながら関係性を築き、支援できることを探していきたい」と話した。
