ルールは何のためにあるのか? 臨機応変な対応で子どもにチャンスを! 落語家・道心寺住職 露の五九洛さん【ニュース熱視線③】
10月23~25日に三重県で行われた「JOCジュニアオリンピックカップU16陸上競技大会」に大阪府代表として出場予定だった選手8人が、大阪中学校体育連盟(大阪中体連)陸上競技部の担当者によるエントリー手続きのミスにより出場できなくなったというなんともやりきれない出来事。大阪府の吉村洋文知事まで「本当に胸が痛い。何とかならないのか」とコメントを出したほどだ。選手には1㍉たりとも落ち度はない。そこに立ちはだかる「ルール」が、全国大会出場を阻んだ格好だ。ルールは必要だが、果たしてどこまで厳格にする必要があるのだろうかー。このニュースに、落語家・道心寺住職の露の五九洛さんが熱視線‼

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今回のお題「ルール」
落語家・道心寺住職 露の五九洛

「なにこれ⁉ 子どもたちが気の毒すぎる!」
その日、スマホを見ながら思わず叫んだ私の目には、「大阪中体連“日にち勘違い”でエントリーミス」という文字が映し出されていました。10月23~25日に三重県で開催された陸上競技の全国大会「JOCジュニアオリンピックカップ第57回U16陸上競技大会」に、中高生8人が大阪府代表として出場予定だったにもかかわらず、担当者のミスでエントリーができなかったというのです。
将来を有望される子どもたちが、進路にも関わる重要な大会に大人のミスで出場できないという前代未聞の事態。救済措置を求める動きもありましたが、大会運営側はルールに従い、追加エントリーを認めませんでした。
子育て中の私にとって、これはわがことのようにやるせなさを感じるニュースでした。思わず夫に「私がこの子たちの親なら絶対に文句言うわ!」と言うと、「五九洛さんは文句ではなく〝モンク(僧侶)〟です」と返ってきました。
謎かけをしている場合ではありません。「ルールが人を苦しめてどうするねん!」
ここで今一度、ルールは何のためにあり、誰のためにあるのか? 落語界と仏教界に身を置く者として考えてみることにしたのです。
