100件の記事

かも弁護士のヒューマニズム宣言有料
〈20〉知ってしまった以上は…(上)
「市民の会」は、冤罪(えんざい)被害者を救済するための再審のルール作りを目的として3年前に結成された市民団体である。冤罪被害の理不尽や法制度の不備を広く一般市民に訴え、法改正への世論を高める活動を続けてき…
〈20〉知ってしまった以上は…(上)
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〈19〉早緑のきらめき
この春から龍谷大学大学院修士課程で全15回のゼミを担当している。私は研究者ではないので、自分が大崎事件の再審弁護人として活動する中で直面する刑事司法のさまざまな問題をテーマにして、学生さんたちと議論しながら一緒に考える…
〈19〉早緑のきらめき
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〈18〉桜が彩る人生の扉
しかし、今年の春は違った。3月末から4月初めにかけて、金沢、東京、富山と講演や集会での移動が続き、それなりに忙しかったけれど、各地でさまざまな表情を見せる桜を堪能した。 金沢城跡や兼六園ではまだつぼみだったが、弁護士会の…
〈18〉桜が彩る人生の扉
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〈17〉しなやかに揺れる柳
厚生労働省の局長だった村木さんは、いわゆる「郵便不正事件」で、部下の虚偽供述によって証明書の偽造を指示した疑いで大阪地検特捜部に逮捕・起訴された。身体拘束は164日間にも及び、家族と会えない孤独な日々の中で、村木さんは…
〈17〉しなやかに揺れる柳
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〈16〉いじめ予防授業の神髄
どうすればいじめを根絶できるか。日弁連は、その取り組みの一つとして、弁護士が直接小中学校の教室に赴く「出前授業」の形でいじめ予防授業を行っている。もともとは東京の平尾潔弁護士が独自に展開していたプログラムをベースに、子…
〈16〉いじめ予防授業の神髄
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〈15〉福祉仏教の扉をたたく
まず、私が携わった具体的な事件を紹介した。連載第6回と第7回で取り上げた、わが子を手に掛け死傷させてしまった女性たち。アルコール依存から飲酒運転を繰り返した会社社長。家庭を持ち、会社員として更生しようとしたが、周囲の偏…
〈15〉福祉仏教の扉をたたく
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〈14〉奇跡のプレゼントに…姉と弟(下)
巖さんの両親は、息子の無実を信じ続けていたが、「巖はだめかいのう。だめかいのう」と繰り返しながらこの世を去った。そんな両親に代わり、弟を救出すると誓った姉のひで子さんは、結婚して自分だけが幸せな家庭を築くことを良しとせ…
〈14〉奇跡のプレゼントに…姉と弟(下)
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〈13〉「証拠捏造」から一転…姉と弟(上)
オーナーの名前は袴田ひで子さん。今から半世紀以上前の1968(昭和43)年に無実の罪で死刑を宣告された袴田巖さん(85)のお姉さんである。 再審や冤罪(えんざい)についてよく知らなくても、「袴田事件」は聞いたことがあ…
〈13〉「証拠捏造」から一転…姉と弟(上)
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〈12〉京の冬の旅
鹿児島で30年暮らした後、初めて過ごす京都の冬の寒さは格別である。今年は何度か雪にも見舞われている。しかし、せっかく京都に住まいを移し、歴史と文化にあふれるこの街を気軽に歩けるのだから、この際寒いなどと文句を言っている…
〈12〉京の冬の旅
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〈11〉リセットとリスタート
2日後の1月8日に発売された岩波書店の月刊誌『世界』に「再審制度の改革はなぜ必要なのか」と題する10ページの論考を寄せた。誤った裁判で有罪とされた無実の人を救済する、唯一にして最終の手段であるわが国の再審制度が、諸外国…
〈11〉リセットとリスタート
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〈10〉ゆく年くる年
16年前、弁護士になって初めて担当した少年事件。事件を起こしたのは、当時19歳の女子大学生だった(少年事件の「少年」には女子も含まれる)。成績優秀な姉とスポーツ選手の弟に挟まれた彼女は、コンプレックスから高額の化粧品を…
〈10〉ゆく年くる年
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〈9〉「長谷川君」と向き合おう
世論調査などによれば、日本国民の8割以上が死刑制度に賛成しているという。「人の命を奪った以上、命をもって償うのが当然」「被害者遺族が死刑を望む以上、死刑を廃止すべきではない」という意見が大勢だろう。 他方で、先進国…
〈9〉「長谷川君」と向き合おう
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〈8〉命の灯が消えても
ただでさえ近しい人を亡くし、悲嘆に暮れている当事者が、いや応なしに煩雑な法的手続きに巻き込まれ、神経を逆なでされたり、心の傷を広げられたりする。そのような当事者に寄り添い、法的な援助を行うことで、当事者の負担を少しでも…
〈8〉命の灯が消えても
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〈7〉「鬼子母神たち」の孤独(下)
A子さんと同じく障害児の子育てに悩み、苦労している親たちは、いかにA子さんがわが子を慈しみ育てていたかを口々に語った。「私も何度、この子を殺して自分も死のうと思ったか分かりません」と、自らの経験を絡めた文章を添えた減刑…
〈7〉「鬼子母神たち」の孤独(下)
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〈6〉「鬼子母神たち」の孤独(上)
一件は、ダウン症(染色体異常によって身体・知能に障害が生じる先天性疾患)の6歳の息子の行く末に絶望し、発作的にわが子の首を絞めて殺害したA子さんの事件。その後自分も命を絶とうとしたが死に切れず、警察に出頭した。 もう…
〈6〉「鬼子母神たち」の孤独(上)
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〈5〉壁を乗り越える
犯罪被害者と冤罪被害者。どちらも、自分には全く落ち度がないのに、ある日突然それまでの平穏で幸せな人生を奪われ、暗くて深い闇の底にたたき落とされる。 だが、犯罪被害者と冤罪被害者の間には分厚い壁がある。冤罪被害者が無罪…
〈5〉壁を乗り越える
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〈4〉私はわらじがぬがれない(下)
しかし、古川師の娘(当時11歳)が、この男を連続殺人事件の犯人として指名手配されていた西口彰だと見抜き、師はそれを知りつつ、これ以上犯罪を重ねることのないようにとの思いから、西口を一晩寺に泊め、翌朝警察に引き渡した。 …
〈4〉私はわらじがぬがれない(下)
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〈3〉私はわらじがぬがれない(上)
佐賀県塩田町(現・嬉野市)の真言宗常在寺の住職だった古川泰龍師は、1952(昭和27)年から福岡刑務所の教誨師を務めていた。そこで、冤罪(えんざい)を訴える二人の死刑囚と面会し、話を聞いて自ら現場に赴くなどした結果、二…
〈3〉私はわらじがぬがれない(上)
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〈2〉現代の駆け込み寺へ
しかし、山と海に挟まれた土地のそこかしこに歴史の香りが漂い、いまも数々の神社仏閣が点在するこの街は、多くの文化人たちに愛された。そんな独特の雰囲気をたたえる鎌倉で過ごしたその後の10年間は、私の人格形成に多大な影響を与…
〈2〉現代の駆け込み寺へ
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〈1〉人間へのまなざし
4度目の再審請求で、「アヤ子らが、飲んだくれで一族の厄介者だった義弟・四郎(仮名)に日頃の恨みが募って殺した」とした確定判決を否定する鑑定結果を出したのは、救命救急医の澤野誠・埼玉医科大学教授だった。四郎さんは酔っぱら…
〈1〉人間へのまなざし