111件の記事

傾聴―いのちの叫び―有料
〈91〉自分で動いて生きる
でも、仕事柄、多くの方の「あと3カ月」(振り返ってみて「実はあの時がそうだったのだ」と気付くことも多々あります)を拝見し、「看取(みと)りの家(仮称)」を建てたいと思うようになりました。 病院や施設ではなく家にいたい…
〈91〉自分で動いて生きる
傾聴―いのちの叫び―有料
〈90〉「なぜ生きるのか」
けれど、どれほど「体」が整い、「心」が落ち着いたとしても、「スピリチュアリティ」が崩れたままでは、安らかに生きることはできません。 30年前、私が看護師になったばかりのころ、末期がんの現場は、痛みとの闘いでした。緩和…
〈90〉「なぜ生きるのか」
傾聴―いのちの叫び―有料
〈89〉AIに尋ねる
今年米寿を迎えた私の母も、夕飯の献立の相談から、出先までの道順、眠れぬ夜の話し相手まで、すっかりAIを使いこなしている様子。「実に気が利くのよ」とご満悦です。 かくいう私も、「こんなときAIだったらどう答えるのだろう…
〈89〉AIに尋ねる
傾聴―いのちの叫び―有料
〈88〉孤独
だからこそ人は、自分を守るために人の中にいるのだそうです。周りに人がいるというだけでどこか安心できる。その感覚に、人は救われるのでしょう。 けれど、たとえ周囲に人がいても、ふと「独り」を感じる瞬間があります。これが「…
〈88〉孤独
傾聴―いのちの叫び―有料
〈87〉「あの世」の信じ方
さて、その台湾の終末期ケア。私は主に、スピリチュアルケアを学んでいるのですが、やはり日本とは違うと感じます。私がお会いした台湾の方々は、みなさん「あの世」の存在を、当たり前のように受けとめていました。そして、そこで少し…
〈87〉「あの世」の信じ方
傾聴―いのちの叫び―有料
〈86〉奈良の神様
白毫寺(びゃくごうじ)をお参りしたときのことです。前夜からの雨が上がり、爽やかに晴れ渡る空。遥(はる)かに見下ろす奈良の街並みをなでてきた風に、汗が乾きます。 ひと息ついてから、長い石段を下りはじめたとき、石段から続…
〈86〉奈良の神様
傾聴―いのちの叫び―有料
〈85〉悲しみの池
とりわけ「死」という境においては、誰もがその道を独りで歩かざるを得ないのです。私はそのことを繰り返し拝見し、骨の髄まで「人は徹底的に独りだ」と知るようになりました。 だから「寄り添う」「一緒にいる」「独りじゃない」と…
〈85〉悲しみの池
傾聴―いのちの叫び―有料
〈84〉認知症と心の世界
かつて一緒に働いていた医師は「認知症は、人間の最も優れた防衛本能の成せる業だ」と言っていました。人が老い、病み、そして死を迎えることは、決して楽なことではありません。思うようにならないことばかりで、その一つ一つに真正面…
〈84〉認知症と心の世界
傾聴―いのちの叫び―有料
〈83〉恐るべき丹田
この静坐法には、いくつか独自の大切な要点があるのですが、中でも印象的だったのは「丹田を充実させていく」ということでした。独特の呼吸法に合わせて、丹田に力を込め、一息一息に集中していくのです。 この「丹田」という言葉、…
〈83〉恐るべき丹田
傾聴―いのちの叫び―有料
〈82〉ちょうちょを助けて…
お母さんと小さな子どもが、公園で遊んでいました。そこへひらひらと飛んできたちょうちょを、子どもが捕まえました。「きれいだね」と2人してしばらく見ていたのですが、突然、子どもがちょうちょの羽をむしろうとしました。 お母…
〈82〉ちょうちょを助けて…
傾聴―いのちの叫び―有料
〈81〉祈っている人を見ない
めったにない貴重な機会ですから、そういう特別展には必ず行くようにしているのですが、これまでに「祈っている人」を見たことがありません。どの人もガラスケースに額を寄せて熱心に見入っていらっしゃるのですが、首を垂れ、手を合わ…
〈81〉祈っている人を見ない
傾聴―いのちの叫び―有料
〈80〉春の満月
彼女が空に飛んだのは、そんな順風満帆な春の夜だったと、数日後に届いたご子息からの連絡で知りました。「母が、ダイブしました」 彼女とは、同じ医療従事者としての仕事を絡めた付き合いでしたから、私は必要以上に感傷的になる立…
〈80〉春の満月
傾聴―いのちの叫び―有料
〈79〉スピリチュアルケアの分化
本来だったらたくさんの学びが残っているはずなのですが、生来ポンコツなので、ぽつりぽつりとかけらが手元に残っているだけです。なんとも網目の大きい笊(ざる)で、情けないやら呆(あき)れるやら。とはいえ、もともと「道」と認識…
〈79〉スピリチュアルケアの分化
傾聴―いのちの叫び―有料
〈78〉〝普通〟でない人
ひきこもるわが子を抱えた母親の気持ちは計り知れません。「こんなふうに生んでしまった私のせい」「決して多くは望んでいない。〝普通〟でいられればいいだけなのに」「かわいそう」。コンクリートの道で転んでできた膝のすり傷のよう…
〈78〉〝普通〟でない人
傾聴―いのちの叫び―有料
〈77〉お伊勢参り
10年ほど前になるでしょうか。たまには家族サービスをしようと思い立ち、両親を誘い子どもたちも連れてお伊勢参りに出かけたのです。 その頃、今は亡き父は、年相応に足元がおぼつかないところもあったので「気をつけて」と声をか…
〈77〉お伊勢参り
傾聴―いのちの叫び―有料
〈76〉「自分」の髪の毛
修行僧の役割は、まずは下座行。塵(ちり)一つないように磨き上げるのですが、落ちるんですよね、髪の毛が。洗面所に、浴室に、廊下の隅に、パラリと落ちているわけです。それが見つかると連帯責任で初めからやり直しですから、おのず…
〈76〉「自分」の髪の毛
傾聴―いのちの叫び―有料
〈75〉夜中に呼ぶ声
夜中に「おーい」と呼ばれるわけです。何事かと駆け付けると「寝てもいい?」と聞いてくる。最初のうちこそ「どうしたの? 眠れない?」と優しくできましたが、これが何度も何度もとなってくるとイライラ、ムカムカ。「どうぞご勝手に…
〈75〉夜中に呼ぶ声
傾聴―いのちの叫び―有料
〈74〉受けたもう
先達の吹くほら貝で、まずは山の神々に入山のご挨拶。ほら貝の響きが、幾重にもこだましながら天高く染み込んでいくのが見えます。 以降、修験者に許されるのは「受けたもう」の言葉だけです。源頼朝が寄進したという1425段の石…
〈74〉受けたもう
傾聴―いのちの叫び―有料
〈73〉本場・台湾での研修
そして、研修内容も熱かった! 朝9時半から夕方7時まで、講義に見学に実習にと、濃厚過ぎて途中脳みそがバグってしまうほど実のある研修でした。どの参加者も、それぞれに素晴らしいお土産を持って帰ってくることができたようです…
〈73〉本場・台湾での研修
傾聴―いのちの叫び―有料
〈72〉満たされるアドバイス
まずは1回目。BさんにはAさんの話を、黙って聞いてもらいます。アドバイス禁止です。共感も励ましも不要。ただただ黙って、Aさんの話に耳を傾けてあげます。 2回目は、Bさんがどんどんアドバイスするようにします。「それは…
〈72〉満たされるアドバイス