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供養最前線有料

【供養最前線】葬儀社を介在させない寺葬 東寺真言宗東光院㊤【塚本優】

 福祉仏教や葬祭業界を長年にわたって取材する終活・葬送ジャーナリストの塚本優氏が、これからの供養のあり方を考えるヒントとなる、供養業界の先進的な取り組みを紹介します。 ※文化時報2026年7月7日号の掲載記事です。

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 東寺真言宗東光院(神奈川県大磯町)は2016(平成28)年から寺葬「本堂葬」を行っている。一般的な寺葬では、寺院が会場を提供し、施行実務は葬儀社が担うケースがほとんどである。しかし同院では、2人の僧侶だけで搬送から納棺、会場設営、司会進行まで葬送全体を担い、葬儀社を介在させない体制を構築している。さらに、物品を仕入れ原価のまま遺族に提供する「実費弁償方式」を採用し、営利性を極力排した運営を徹底。「葬儀をビジネスにしない」という思想を貫いている。

大磯漁港のすぐ近くに位置する東光院本堂
大磯漁港のすぐ近くに位置する東光院本堂

僧侶2人で実務担う


 東光院の「本堂葬」の最大の特徴は、葬送に関わるほぼ全ての実務を、大澤曉空住職と古井昇空執事の2人の僧侶のみで担っている点にある。

 搬送車の運転、遺体処置、安置、保冷剤の交換、着替え、古式湯灌(ゆかん)、死化粧、納棺、火葬手続き、会場設営、司会進行、会葬礼状の作成、遺影と看板の制作、会食や返礼品の手配・支払い代行までを一貫して対応している。

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