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社説有料

<社説>「戦争の風化」とは何か

 終戦から81年が過ぎた。15日の全国戦没者追悼式に参列した遺族は戦後生まれが半数を超え、戦没者の子の世代も高齢化している。戦争の「記憶」を直接受け取る機会は減り続けている。

〈主筆〉小野木 康雄•


 こうしたとき、決まって語られるのが「風化を許すな」「私たちは忘れない」といった常套句(じょうとうく)である。だが、風化を「悲しみが薄れること」と位置づけるべきではない。悲しみや痛みをどこまで抱え続けるかは個人的な問題で、一人一人の内面に委ねられるからである。

 戦争を知らない世代が増えたこと自体は、平和が続いてきた証しである。後世に同じ感情を強いるのではなく、史実への向き合い方を伝える必要がある。

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