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藤光賢天台座主が遷化 95歳、在任1年7カ月

 藤光賢(ふじ・こうけん)第259世天台座主が15日午後10時57分、遷化した。95歳。

大橋 学修(編集アカウント)•

 自坊は佐賀県吉野ヶ里町吉田2610、金乘院。通夜は21日午後6時、密葬は22日正午から大津市坂本4の6の1、滋賀院門跡で。葬儀委員長・喪主は獅子王圓明・総本山比叡山延暦寺執行。本葬は、11月17日午後1時、大津市坂本4の6の2、天台宗務庁で行う。本葬の葬儀委員長・喪主は細野舜海天台宗宗務総長。


藤光賢天台座主
藤光賢天台座主


 1932(昭和7)年1月、長崎県生まれ。大僧正。金乘院住職。大正大学文学部卒業。2003(平成15)年に戸津説法を行い、06年に天台座主の資格「探題」へ向かう経歴法階「望擬講(ぼうぎこう)」の資格を得た。以降は法階を登り続け、19年7月に探題になり、25年2月に座主として上任。6月に伝燈相承した。

 宗内では、1979(昭和54)年から5期18年にわたり宗議会議員を務め、97(平成9)年には宗務総長に就任。以降は、宗機顧問などの要職を歴任した。2007~21年には京都五箇室門跡の一つ曼殊院門跡(京都市左京区)の門主として、宸殿(しんでん)の復興などにも取り組んだ。

 天台座主就任時には「閉塞感に覆われた現代こそ、まずわれわれ宗教者が自戒し、釈尊より祖師方によって連綿と受け継がれた人々の魂を救済するみ教えを、道心をもって敷衍(ふえん)してまいらねばなりません」と述べ、精力的に活動していた。