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お寺のポテンシャル有料

⑤身寄りない遺体弔う 住職によるNPO(上)

読経しない葬儀はない 塚田理事長は、曹洞宗大本山總持寺で3年間の修行を積んだ。千葉県のお寺で役僧として6年ほど勤務した頃、妻の実家である源清寺の求めで、副住職として入寺した。 僧侶として、困っている人たちの助けになろ…

お寺のポテンシャル

読経しない葬儀はない

 塚田理事長は、曹洞宗大本山總持寺で3年間の修行を積んだ。千葉県のお寺で役僧として6年ほど勤務した頃、妻の実家である源清寺の求めで、副住職として入寺した。

 僧侶として、困っている人たちの助けになろうとの思いから「自分が今できることは何か」と考え、1番目に出てきた答えは葬儀社をつくることだった。1995(平成7)年のことだ。

 当時、お経を上げない直葬が流行しだしていた。経済的に困っている人のために、葬儀社は僧侶に読経を頼まない。ならば、「僧侶の自分が葬儀社をつくってしまえば、葬儀ができない人たちも読経で救える」と考えたのだという。

本堂裏の納骨堂に安置されている引き取り手のない遺骨(画像を一部加工しています)
本堂裏の納骨堂に安置されている引き取り手のない遺骨(画像を一部加工しています)

 同年6月、有限会社三松会を設立。妻と2人きりでスタートした。

 滑り出しは順調ではなかった。特に行政の反応が悪く、有限会社というだけで「うさんくさい」と扱われた。他の葬儀社や僧侶から、バッシングや批判があり、初年度の実施件数は12件しかなかった。

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