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⑥61年ぶりの救護施設 住職によるNPO(下)

行く先のない人たち ――施設を開設した理由は。 「三松会では、葬儀、埋葬、孤独死予防、成年後見、身元引受などに取り組んできました。その中で、親族と疎遠だったり、貧困、障害など複数の条件が重なってどこにも行く先がなかった…

救護施設「フルーツガーデン」の外観
救護施設「フルーツガーデン」の外観

行く先のない人たち

――施設を開設した理由は。

 「三松会では、葬儀、埋葬、孤独死予防、成年後見、身元引受などに取り組んできました。その中で、親族と疎遠だったり、貧困、障害など複数の条件が重なってどこにも行く先がなかったりする人たちを、たくさん見てきました。そうした人たちの受け皿をつくらなければいけないと、ずっと感じていました」

――どこにも行く先がないというのは、どのような人たちですか。

 「例えば、近郊には車上生活の人たちが結構います。この辺りは、夏場はすごく暑くなり、その人たちが熱中症で倒れたとします。救急車で病院に運ばれ入院し、点滴などの治療を受けて回復したとします」

 「普通はそれで退院となりますが、車上生活者を退院させると、また車に戻ってしまいます。また、親族に連絡しても引き取りを拒否され、病院は退院させられなくて困ってしまいます。そうなると、受け皿は救護施設しかないのです」

認可までに12年

――栃木県で新設されたのは61年ぶりです。新設は非常に難しいからだと思うのですが、よく認可されましたね。

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