⑧僧侶の創業物語で成長 社会福祉法人合掌苑
森氏は1990(平成2)年にプログラマーから転身して合掌苑に入職した。 当時はまだ職員18人、売上高1億円ほどだったが、市原師を支え、93年には悲願だった特別養護老人ホームを設立。翌94年からは行政の要請もあり、高齢…

森氏は1990(平成2)年にプログラマーから転身して合掌苑に入職した。
当時はまだ職員18人、売上高1億円ほどだったが、市原師を支え、93年には悲願だった特別養護老人ホームを設立。翌94年からは行政の要請もあり、高齢者住宅サービスセンター、通所療育施設、通所介護事業所、居宅介護支援事業所などを次々に開設した。さらに有料老人ホームを2カ所に設け、職員約600人を抱える法人に急成長した。
だが、職員の離職に悩まされ、離職しては採用することを繰り返していた。そこで森氏が注目したのが、市原師の「創業の物語」だった。
ある戦争被災者の教訓
元々は自動車整備工だった市原師は、太平洋戦争で最も無謀といわれたインパール作戦に自動車部隊兵として従軍した。戦地で右肩甲骨から胸にかけて銃弾を受け、大けがを負いながらも生還。復員後は故郷の岐阜・郡上八幡に戻り、自動車整備工場を経営して成功を収めた。




